「カナデ」



違うリズムで揺れながら　時の雨に打たれて

ありふれた奇跡とかを　見つめ続けていたい



思い出だけ握るのは　悲しすぎるよ　きっと

愛で濁りだす翼　僕だけを運ぶ



ツバメの国　またいつかここで会おう





他人同士のすれ違いで　最初のページをめくる

近づけば弾けるバネが　愛を語るよ



カナデの街　沈みゆく夕日を背に

あなたにだけ　届けばいいと　強がっていた





どこまで行けども　ひとつになれない　そんな予感に襲われて

僕は惰性を　君は涙を　つくり続けていた



そして日々の中で　僕達はいくつだけ

信じられるものを　見つけられるだろう？

傷付け合って　許し合うんだろう？



それでも「合わせた手のひらは偽りじゃない」と

叫ぶ肩は　震えていた



怖がらないで　間違いなんか無い

進もう　残された時間の中へ





カナデの街　沈みゆく夕日を背に

あなたにだけ　届けばいいと　強がっていた

カナデの街・・・

カナデの街　またいつかここで会おう